たべたらねむる

淡々と立ち直りたい

流産の診断(8w0d)

つわりは5週目に強い胃もたれとして現れたが、6週目に和らぎ、7週目に弱い吐き気となって帰って来た。

5w2dの胎嚢確認(10.8mm)は分娩予約がてら自宅近くの産院で行ない、6w2dに職場近くの婦人科へ挨拶も兼ねて立ち寄ると胎嚢18.0mm、中は相変わらず真っ暗だったが、先生は「これかな?まあ、まだ赤ちゃんが見えるのはこれからですね」と問題はなさそうだった。つわりが弱まった事も相談すると、気にしなくて良いとの事。

ちょうど夫実家にお呼ばれしたりご馳走を食べたりする機会が続いた時期に胃もたれが消失したので、呑気に「空気読めるな…」と肉も菓子ももりもり食べていたが、そういったイベント最終日の夜に吐き気が発生、学校が始まるとお腹が痛くなる不登校児状態になっていた。それでもつわりの再開にほっとしながら8w0dに産院へ健診に行くと、心拍はおろか胎芽も確認できなかった。

 内診室から診察室に戻る際、下着も履くよりも咄嗟にマタニティマークを鞄から外す。平常心を保っているつもりで動揺していたようで、看護師からの流産手術日程・料金の説明に記憶がない箇所があった。夫について来て貰って本当に良かったと思う。

 

 妊娠が分かった時、嬉しくても感動という程ではなく、生き物としての能力に欠陥はないと認めて貰った安堵と言った方がしっくりした。「何か寄生されてるみたいで面白い、人間ってすごい」という小学生のような感想を持っていたが、投薬1回目で妊娠してほっとした事や、心拍確認出来たら義父母に報告しようとしていた事や、諸々合わさってなのか泣けた。

帰宅し寝室でしばらく丸くなって、リビングに戻ると夫の目が赤くなっている。彼も泣いていたのを見たら、自分より彼に泣かないで欲しいと思って愛おしかった。一緒に悲しんでくれた事がちょっと嬉しかった。

芸能人のおめでた報道が続いて出た頃で、もう全ての窓ガラスを叩き割って回りたい気持ちになり、クロミッドが処方された時と同じく姉妹にLINE、べそべそと愚痴を吐き彼女をうなずきん扱いする。本社の女性社員もどうやらおめでたの噂で、手術後に復帰して耐えられる自信がなかった。何故今なのか…子供作らない人なのかと思ってた…もはやクレームである。

 

6w2dのエコーに映っていた「これか?」という影は吸収されていく胎芽だったのだろうか。心拍以前にそれすら断定的に見えなかったのだから、赤ちゃんは死ぬ以前に発生すらしていないと思っていた方が気持ちが楽だった。

 

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