たべたらねむる

淡々と立ち直りたい

閑話

結婚後のバレンタインは、夫に食べたい夕飯・菓子を素直に聞く形を取っている。彼がチョコレートを好まないのと、味覚の年齢差が大きいように思うのである。
揚げ物や豚の角煮などをリクエストされると、鰆の西京漬けや牛すじと大根の煮物を好んで作る私との間に壁を感じる。私も子供の頃の誕生日はかにクリームコロッケが定番だったな、と懐かしみながら自分で作ってみると、栗原はるみさんのじゃがいも入り(しかも多めにした)レシピなのに、半冷凍して成形しているのに、やっぱり揚げる内に形が歪になる。その不細工さもまた懐かしい。自作して気付く母の有り難みである。

 

助走期間は美容皮膚科へも通った。妊活長期戦を見込んでいた為、リセットしたら行こうと思っていた美容皮膚科。目的は授乳障害に繋がるアレの治療である(片方だけ)。

10代の頃から気に掛けてはいたが、うら若きティーンの私に、女性器の整形なども扱うクリニックは婦人科よりハードルが高かった。叶姉妹しかいない気がしてくる。しかし、今はもう何も気にならない。全身麻酔を経験した後では、部分麻酔の手術など恐るるに足らず!

 

鼓鳥たえさんの最新記事を読んで、血の気が引いた。胎芽が見えないままの流産でこうも引きずるのに、心拍確認後の流産や死産の悲しみはいかばかりかと思う。安定期などないのだ、と思い知らされる。無理に次へ進む事と時間薬はイコールではないので、ゆっくりなさってください…。
子宮頚管を縛る手術を受けた知人がいる。一人目で発覚し、それを受けて二人目の時は予め手術を受けていたが、一人目も無事に産まれてきて本当に良かった。今では会うとウンコウンコ言って一人で爆笑している。男って本当バカね。母ちゃん大事にしろよ。

 

国内外の政治経済状況を見ていると、もし妊娠出産出来たとして子供を育て上げられるかという以前に、自分達は布団で死ねるのかさえ心配になる。他人の喧嘩に首を突っ込むと碌な事がない、と20世紀に思い知った筈ではないか。

正直なところ、恐ろしくて仕方ない。子供に金も心も使わない日本、戦争になるのではないか、東京に大地震はいつ来るのか、流産が続くのではないか、死産はどうだ、数え出したらきりがない。
それでも夫との子供を産んで家族を形成したい、という気持ちは「寝る前に歯磨きしたい」と同じ位自然に持っているし、消えないであろう。「10年ばかり貯金しながら様子見ようか」という選択肢がないので、もう腹を括るしかない。プランター菜園でも始めるか。非常時に一番強いのは農家。あと、トランプは誰かどうにかして欲しいけど「Trump flags nose」でたまに画像検索する。
 
不安といえば、マタニティマークを付ける事による嫌がらせについて。立っていられる時は鞄の内側に、つわりが出ている日は外側にぶら下げていた前回、電車で数回席を譲っていただいたので幾分不安は和らいでいる。
危害を加える人間の擁護をするつもりは微塵もないが、マークがもう少し無機質だったら変に刺激しないかもしれないと思う。ヘルプマーク的な。と思って調べたら、妊娠初期の女性も対象だった。えっ早く言ってよね。

次に妊娠出来たら欲しい。カードが入っているから、妊娠中と記載しておけば卒倒しても然るべき対応をして貰える。ただ、ヘルプマークは認知度が低いのが問題。もっとJRや私鉄で配布して広告打てば良いのに。問い合わせフォームが機能していない。ふざけておるな。
それから、マタニティマークを付けていると電車やバスでスマホを触ってはいけない気持ちになる。車内を観察していて、優先席ではない場所の妊婦さんも読書率が高いのは、お仲間なのでしょうか。自己防衛は大事。


こうしてウジウジしているから、プロラクチンが高かったり何だったりする気がする。根暗を改めたい。逃げ恥には大いにハマったけど、カルテットの方が好み。暗い。時すでにお寿司。

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